デザイナー×料理代行が本音で語る②学ぶ姿勢とデザインのプロセス

2026年9月12日

「クライアントや受講生に、自分の想いや技術がうまく伝わらない……」

「頑張って提案しているのに、なぜか相手のニーズと噛み合わない……」

ビジネスや日々の仕事の中で、こうした「相手とのズレ」に悩んだことはありませんか?

先日、『料理代行スクール協会メゾンシェフ』の北村様と、うさみクリエイト代表のうさみさきによる対談を行いました。一見すると全く異なる業界の二人ですが、語り合う中で見えてきたのは、「相手の目線に立ったコミュニケーション」と「誠実な仕事論」という共通の極意でした。

仕事の成果を上げたいフリーランスや事業者の方は、ぜひ参考にしてみてください!

異色のプロ対談から見えた「共通の仕事論」

「デザイン」と「料理代行」。扱う分野は全く異なりますが、どちらも「形のないサービスを通じて、目の前の相手の課題を解決する」という点では共通しています。

動画の中では、伝える側・学ぶ側双方の姿勢についてやデザイン添削のプロセスなどについて語り合いました。

1. 自己紹介と互いの事業背景

うさみさき(うさみクリエイト合同会社代表)

1994年生まれ、名古屋市出身。2018年に個人事業主として開業し、2025年11月に「うさみクリエイト合同会社」として法人化。Webサイト制作(WordPress等)、印刷物(名刺、チラシ、ポスター、パンフレット、看板)、ロゴ・イラスト・キャラクター制作、動画制作など多岐にわたる制作を行いつつ、職業訓練校やマンツーマン講座、毎月のオンラインセミナー・添削会などの講師活動も行っている。デザインと制作物、そして考え方を伝えることを通じて個人や中小企業の事業をサポートしている。

北村(料理代行スクール協会メゾンシェフ代表)

2019年に三重県で料理代行業を開業。料理代行者向けのオンラインスクールやコミュニティの運営、企業向けのレシピ開発・商品開発などを手がける「食の便利屋」として活動中。

1. 教える側のスタンス:相手の目標に合わせたバランス調整

受講生に対してどこまで厳しく指導するかは、相手の目標設定やモチベーション、信頼関係の深さによってグラデーションをつけて探りながら調整している。目標が高くない人に詰め込んでも響かないが、高い目標を持つ人には伝えるべきことをしっかり伝える。

2. 「教えてもらえば魔法のようにできる」という幻想と受動的姿勢の課題

受講生の中には、無意識に「講座を受ければ魔法のように全てができるようになる」と講師を神格化してしまう傾向が見られることがあります。しかし、どんなに優れた講座であっても、受動的な受け身の姿勢のままではスキルは定着しません。

講師側の役割は魔法をかけることではなく、家で復習し、自分で考えて走れる(自走できる)ようになるためのきっかけと環境を整えること。「教える側」と「学ぶ側」の双方が歩み寄って初めて、本物のスキルが身につくのです。

3. 困りごとにどこまで寄り添うか:Macの充電アダプターから始まった身近なサポート

最近では「Macの充電ができなくなった」という相談を受け、自宅でアダプターやコードを差し替えて原因特定を一緒にやり、その場でAmazonで購入させたこともある。デザイン以前のパソコンや電子機器に対する苦手意識にも親身につきあい、相談しやすい関係を作ることも選ばれる理由になっている。

4. 「デザイン添削・相談会」の裏側:ライブ感あふれる即興ビフォーアフター

メゾンシェフで2か月に1回開催している「デザイン添削・相談会」は、その場で提出されたチラシ等を切って貼り、リアルタイムでbefore/afterを見せるライブ感が素晴らしいと好評。

ラフ案(グレーの枠組みやダミーの文章)でレイアウトの手本を出す方法も考えたが、それでは完成形がイメージしづらい。実際のデザインをその場で切り貼りして比較・調整する見せ方に着地した。

持ち味を活かしつつ、情報の整理や見やすさ、わかりやすさを改善していきます。

その場で劇的改善!プロのデザイン添削の3つの特徴と選べる受講スタイル
「自作のチラシやバナーがなんだかイマイチ」とお悩みの方へ。うさみクリエイトの「デザイン添削」は、プロがリアルタイムであなたの制作物をブラッシュアップ&理由を言語…

5. プロの思考回路:デザインを添削・変換する際の具体的手順

本質(コア)の特定: そのチラシや名刺で「一番伝えたいことは何か」「絶対にブレさせてはいけないコアはどこか」を探す。

要素のグループ分け・整理: 情報のまとまりや優先順位を整理する。

パズルの組み立て: パズルのようにピースの位置を移動させたり、文字の大きさにメリハリ(強弱)をつけたり、背景に色の帯を敷いて視線を誘導したり、要素を足し引きして組み立てる。

6. 1番大事なのは「1人の消費者としての目線」と「デザインセオリー」の掛け合わせ

添削を行う際、最も重要なのは「1人の消費者としての目線」。ポストに入っていたこのチラシを受け取った時、自分なら興味を持てるか、頼みたいと思えるかを第一に考える。

そこにデザイナーとしての**「デザインのセオリー(余白の取り方、揃え、強弱、見やすさの調整)」を掛け合わせることで、単におしゃれなだけでなく、成果につながるデザインへと昇華させている。

料理代行スクール協会メゾンシェフとの関係

『料理代行スクール協会メゾンシェフ』の北村様と名古屋で開催されていたビジネス交流会でお会いしたことをきっかけに、オンラインで何度かやり取りを経て、『料理代行スクール協会メゾンシェフ』主催のオンラインセミナーにて毎月講師としてデザインの基礎知識やデザインの添削などを行なっています。

対談動画の本編とオンラインセミナーのご案内

対談の中で語られたのは、表面的なノウハウではなく、「人と向き合い、確実な成果を出すための根本的なマインド」でした。

動画本編を視聴する

二人の生の掛け合いや、よりリアルな空気感・熱量を感じたい方は、ぜひYouTube動画『仕事への向き合い方』『お伝えする側の姿勢』をご覧ください。

リアルタイムのセミナーを体験する

デザインにまつわる基礎知識や考え方をお伝えるセミナー、提出されたデザインをその場で切って貼り、ビフォーアフターの変化と理由(ロジック)を解説する「オンラインデザイン添削・相談会」を毎月交互に開催しています。

プロの思考プロセスを間近で学びたい方は、ぜひチェックしてみてください!